2011年06月

前回イノシシ騒動で早期撤退してから数日後、鮎釣りに行っていたTさんと合流して一緒に川に立ちました。

Tさんが一緒だと何かと安心です。


本日は、前述の大台越えが出たポイントです。

この一週間で手分けしていろいろと見て回りましたが、やはりここが一番大型の可能性がありそうです。

特に対岸でピンポイントでライズする魚体は、とてつもなく大物。

このライズは幾度となく確認していますが、居付きらしく回遊はしません。

必ず時間になると数回水面に出てきますが、対岸ぎりぎりのブッシュの下、距離は20yd程。

しかし流れを跨ぎ、さらに背後にブッシュが延びてしまっているため、なかなかフライが入りません。

それでもなんとか立ち位置を工夫して、コシまで浸かってポジションを確保して、ライズを待ちます。

しかし得てしてこんな日はライズが起こりません。


下流のフラットを見渡しても、波紋はありません。

ところが下流に行っていたTさんがこちらに歩いてきます。

やはりライズが無くて早々に諦めたのかな、と思っていたら、ネットを引きずっているのです。

「ライズが無いんでフライを流していたら、いきなりゴボッ!って出たよ。ビックリしたナー。」

続けて

「今回は越えてるよ。」と・・・。


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デカイです。見事な大台(ゴー丸)越えでした。


それにしてもいつも思うのですが、Tさんは魚がどこにいるのか常に分かっているんじゃないかと思ってしまうほど、どんな状況下でも結果を出してきます。

メリハリのない広大なフラットなポイントでも、ほとんどがブラインドで釣っていますので、普通の確率では考えられません。

何となくフライを流してそんなに釣れるほど簡単な釣りではないでしょう。

やはり魚を見つける臭覚がずば抜けているとしか言いようがありません。

それに加えあらゆる釣りのテクニックを身につけていますので、まさしく最強の釣り師です。


W川もいよいよ終盤らしく、ライズも少なくなって来ました。

しかし、出ればこんなサイズです。

ライズに頼らずに、Tさんを見習ってみます。

さらなるサイズアップを期待して、もう少し通ってみましょう。

父親が映画好きで、子供の頃はしょっちゅう連れていってもらいました。

1960年代の話ですので、洋画は同年代の子供よりも良く観たと思います。

当時、地方では1年遅れで封切られることも普通で、いろいろな映画との抱き合わせで二本立て三本立て
が当たり前の時代です。

従って映画館にいる時間もかなり長くて、5時間や6時間は館内にいたと思いますから、半日がかりの娯楽でした。


映画という日常とはまったく違った世界に紛れ込み、映画が終わって外に出ると、そこは満天の星空。

さっきまで真っ昼間だったのに、まるで時間が飛んだような錯覚に陥ったものです。

そしてそれは映画の中の世界から現実に戻る寂しさを助長させました。

しかし、この空気感が実は大いに気に入っていたのです。

外に出たら静かであればあるほど、そのギャップが堪りません。

まるで祭の後のような、何とも言えない空しさを子供ながらに楽しんだのでしょう。

これが当時の映画館のイメージでした。



今のご時世では全国一斉ロードショーというのが当たり前ですので、館内にいる時間もせいぜい2時間。

観たい映画だけを観たい時間に観れば良いわけで、映画はさらに手軽になりました。

しかし、いまだに真っ昼間に映画館に行く気にはなれません。

出来れば館外から出たら、辺りは暗くなっていないと困るわけです。

そのせいか、時間があってもなくても夕方から観る習慣がついてしまったようです。

先日はスピルバーグ監修の「スーパー8」を観てきました。

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映像も美しく、大いに楽しめるお勧めの映画です。

しかしこの手のスピルバーグ映画では「未知との遭遇」が最高傑作かな、と思っています。

もっとも時代も違ければ、観た年齢も違いますので、まったく比較にはなりませんが。


あまり突拍子もないストーリーよりも、現実味のあるストーリーの方が好み、というのもあるのでしょう。


さて、次は「アンダルシア」と「ハングオーバー」を観てみたいですね。

週末は新潟の予定でしたが、天候が悪くて延期。

そこで釣り・スキー仲間で、ちょっとグルメのいつものお二人と男子会(中年会)。

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実は先週もこのメンバーでの昼食会でした。


場所は前から行きたかった熊谷のお蕎麦屋さん。

アウトバックのナビ検索で店を探して、プチドライブでした。

人気店らしく混んでいます。

この店は十割蕎麦が売りで、北海道と福島の蕎麦粉を使った2枚せいろと蕎麦がきを注文。

まずは蕎麦がき。

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蕎麦もしっかり香りがして、コシがあって、つゆとの相性も良し。

このザルが種類別に2枚出てきます。

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比べて食べてみると、産地によって蕎麦の味が確かに違います。

それぞれ特徴があって、どちらも美味しかった。


店の造りからして、日本酒で一杯やって最後に蕎麦をすすって帰るというのが似合いそうなお店です。

なかなか昼間から出来そうにありませんが・・・。

次回開催までに、また良いお店探しておきます。


さて、この日の天気予報は午後から雨。

ところが降りそうで降らない曇り空。

そこで夕方からSさんとWに参戦。

新規開拓で自転車と徒歩でアクセス。

自転車の終点。ここからは徒歩です。

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ブッシュがきつくて、ようやく到着したポイントは、なかなか良い感じです。


先週、餌釣りで1号をブッチ切られた場所ですので、動いていなければ大型が入っているはず。

しかも圧倒的にフライ向きの流れ。

ところが、ライズを探していると川を何かが横切って行きます。

しかもそうとう巨大。

写真はイメージです。でもこのくらいの比率に感じました。

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この界隈はイノシシがたくさんいるから気をつけて、とは聞いてはいましたが、大したことは無いだろうと高をくくっていましたが、実際に目の当たりにするとその大きさには驚かされました。

以前に見たイノシシは犬くらいの大きさでしたのでその印象がありましたが、ここのは本当にデカイ!

あんなのが河原をウロウロしていて近くで遭遇したら熊と同じくらいのインパクトがありますし相当ヤバイです。

これを見て、このポイントは諦め、早々と撤退しました。

渓流シーズン真っ盛り。

そこで、HARDYの小型ユニーカ2種のご案内です。

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ホースシューラッチの2-5/8(左)はシリーズ最小サイズ。

今のラインですと#2/3までがちょうどでしょう。

低番手のロッドには本当によく似合います。

チェックはMK1を搭載していますので、1917-20年代といったところでしょうか。

白のアイボリンハンドルと、裏側の一列のラウンドロゴがアンティークなイメージを醸し出しています。

製作数は少なく、貴重な一台です。



右は人気のテレフォンラッチの2-7/8。

#3/4でしたらこちらのサイズです。

テレフォンラッチが紹介されたのが1934年頃。

MK2チェックと合わせて、ユニーカも洗練されて完成型になってきます。

特にレギュレータ付きは希少性も合わせて、一味違います。

ユニーカは軽量でシンプルですので、日本の渓流釣りにはピッタリです。

丁寧に使えば、一生使えます。

使い古していく内に黒鉛が取れて来ると、また違った味わいが出て来てくれます。

当時のアルミ鋳物の柔らかい質感は、現在のリールでは味わえないものです。

既に一世紀近く前のリールですが、これからさらに共に歳を重ねていくというのも洒落ています。

やはりこの時代のHARDYは良いですね。


詳しくは下記をご覧下さい。


2-5/8はsold out

先日Tさんが入ったポイントに行ってみました。

スーパーフラットで、ライズがあればすぐに分かります。

20ydの距離、と聞いていましたので本日は11ftのスイッチロッドです。

こんなポイントではヒゲナガアダルト。

ウグイのライズリングがアチコチで見られますが、次第にスプラッシュのライズが始まりました。

広いポイントでどこでライズが起こるか分かりません。

ヤマメは定位しているわけではなく、あきらかに移動しながら捕食してきます。

すると立ち位置よりも上流でカディスが流れていくと、それを頭だけ出して補足しました。

かなりの大物です。

「デカいのがいるから、釣っちゃってくれ。」

という、Tさんの言葉が頭を過ぎります。



少し時間をおいて、再び同じ位置で同じようなライズ。

上流に回り込んでいる時間もありませんでしたので、アップにライズをめがけてフライを打つと、着水と同時にいきなり出ました。

ここのヤマメはまったくスレていません。

ぐいぐいロッドを絞り込んでいきますが、グランドマックスの1,2号を信じて強引に溜めますが、ランディングに失敗して2度走られました。


それでも最後は何とかネットイン。

ランディングネットを通じてずっしりとした重さが伝わってきます。



あらためてヤマメを見ると、予想をはるかに越えたサイズにビックリです。

セミツーハンドのグリップが小さく見えます。


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しかも薄くピンク色の残る体側。

頭と尾ビレのバランスの良い砲弾型。

本流のモドリも良いけど、また違った魅力があります。



これでようやく普通の生活に戻れそうです。

でも終わりにするにはまだ早いかなー?

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