前回イノシシ騒動で早期撤退してから数日後、鮎釣りに行っていたTさんと合流して一緒に川に立ちました。
Tさんが一緒だと何かと安心です。
本日は、前述の大台越えが出たポイントです。
この一週間で手分けしていろいろと見て回りましたが、やはりここが一番大型の可能性がありそうです。
特に対岸でピンポイントでライズする魚体は、とてつもなく大物。
このライズは幾度となく確認していますが、居付きらしく回遊はしません。
必ず時間になると数回水面に出てきますが、対岸ぎりぎりのブッシュの下、距離は20yd程。
しかし流れを跨ぎ、さらに背後にブッシュが延びてしまっているため、なかなかフライが入りません。
それでもなんとか立ち位置を工夫して、コシまで浸かってポジションを確保して、ライズを待ちます。
しかし得てしてこんな日はライズが起こりません。
下流のフラットを見渡しても、波紋はありません。
ところが下流に行っていたTさんがこちらに歩いてきます。
やはりライズが無くて早々に諦めたのかな、と思っていたら、ネットを引きずっているのです。
「ライズが無いんでフライを流していたら、いきなりゴボッ!って出たよ。ビックリしたナー。」
続けて
「今回は越えてるよ。」と・・・。
デカイです。見事な大台(ゴー丸)越えでした。
それにしてもいつも思うのですが、Tさんは魚がどこにいるのか常に分かっているんじゃないかと思ってしまうほど、どんな状況下でも結果を出してきます。
メリハリのない広大なフラットなポイントでも、ほとんどがブラインドで釣っていますので、普通の確率では考えられません。
何となくフライを流してそんなに釣れるほど簡単な釣りではないでしょう。
やはり魚を見つける臭覚がずば抜けているとしか言いようがありません。
それに加えあらゆる釣りのテクニックを身につけていますので、まさしく最強の釣り師です。
W川もいよいよ終盤らしく、ライズも少なくなって来ました。
しかし、出ればこんなサイズです。
ライズに頼らずに、Tさんを見習ってみます。
さらなるサイズアップを期待して、もう少し通ってみましょう。