2016年09月

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ピータースロードの両軸リールのバックスクリューの紛失で、部品の製作依頼です。

スプール軸を受けるブッシュを裏側からこの手の袋ナットで固定する方法がほとんど。

ウォーカーもこの部品を紛失することが多く、いくつか製作したことがあります。


ここで問題なのがネジのピッチ。

外国製だとインチサイズですので、余計にネジを特定するのに苦労することがあります。

ピッチゲージと外径だけが頼りです。

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今回は国産ですので、たぶんミリネジでしょう。

インチサイズのピッチゲージでは当てはまるモノがありません。

かといって、当社の在庫のタップで当てはまるモノも無し。

ミリネジのピッチゲージが有りませんので、インチのピッチゲージで近いものを探して、それをミリに換算してみました。

たとえばインチネジで1/4-20という表示だと、外径が1/4でピッチが1インチあたり20山ということになります。

1インチが25.4mmですので、これを山数で割ればピッチが出ます。

ミリ表示だとダイレクトにピッチの寸法で表示してあるのですが、この辺は文化の違いですね。

M6だったらピッチは並目で1mmですので、M6*1となります。

今回のリールの場合、M10 の極細目ピッチでピッタリでしたがタップがなく購入。

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ニッケルシルバーで部品を製作し、取り付けて完成。

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ほぼ違和感はありません。

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ライトウエイトシリーズは1930年代に登場します。

当初は黒鉛、3スクリュー、穴無し、ガイド無し。

シンプルなインスプールのリールでした。


その後、現在のライトウエイトシリーズの原型とも言える形になっていきます。

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フレームは4ピラーとなり、インナーLと呼ばれるラインガードが付き、スプールも穴あきになりますが、ラッチカバーは3スクリュー
のまま、さらにこの時代は黒鉛処理です。

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チェックはMK2が搭載され、完全に現行のLRHの完成形となりました。


これがLRHのファーストエディション。

HARDYのリールでも、最も探すのが難しいと言われるリールの一つでしょう。


滅多に見かけることはありませんでしたが、最近思いがけず2台手に入れることが出来ました。


詳しくは下記をご覧下さい。


Sold out

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「君の名は」というタイトルを聞くと、我々の親の世代が夢中になったラジオドラマを思い浮かべます。

この放送があるときは街から人が消えたと言いますから、その人気の高さがうかがい知れます。


最初は当時のドラマを現代版にリメイクしたのかなと思っていたのですが、内容は全く別物とのことです。

それでも中高生向けの映画だろうと思っていましたが、どうやらそうでもなさそうな内容。

ロングランの大ヒットで、一番大きな劇場でフルタイムでいまだに上映しています。


そこで予備知識無しで観てきました。

封切りして時間が経っているにもかかわらず、かなり混んでいます。

その多くは中高生と若者ですが、同世代もちらほら。

最初は普通の青春ドラマだと思って居ましたが、観ていく内に思わぬ方向に向かっていきます。


画も綺麗で2時間はあっという間でした。

確かに面白いですね。

ヒットするのもよく分かります。

いろいろな要素を含んだ物語でした。

グラスロッドでお馴染みのフィリプソンロッド。

フライに限らずルアーマンにも人気のブランドです。

70年代に3Mに買収され、その後生産を中止しています。

生産中止後もブランクは日本にも入ってきたことから、古くからFFをやられている方なら親しみのあるロッドかもしれません。

写真は3Mに買収される前のロイヤルバンド。

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8フィート6番です。

ほぼ未使用の状態で残っていたようです。

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上は3M買収後にブランクで販売された7.6ft、6番。

ブランクに3Mのマークが張られています。

これは80年代頃にスワンプフォックスを模して自分で組んだロッドです。

6番指定ですが、5番の方が一番マッチしているかもしれません。

当時はバスやニジマス釣りによく使っていました。

久々に引っ張り出してきましたので、今度使ってみましょう。


さて、ロイヤルバンドはフィリプソンらしいパラボリックアクション。

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こちらも5番の方が良いかもしれません。

フィリプソン特有の赤茶のブランクとアルマイトのリールシートの組み合わせが、何とも時代を感じさせますが、むしろ新鮮。


リール選びも楽しくなりそうです。メダリストやLRHなど雰囲気でしょう。

川から止水まで、オールマイティに使えるロッドです。


詳しくは下記をご覧下さい。

既に群馬、栃木は禁漁となり、最後はやはり隣県の渓流。

何処に行こうか考えましたが、数日前に大雨が降ったことも有り、増水すればあの川。

数は釣れませんが、良いサイズのイワナがいる渓流に決定。

AOちゃんを誘って、この日ものんびりと出かけて見ました。

道路上の温度計の外気温は16度と、かなり涼しくなりました。

秋晴れとは行かず、どんよりと曇って今にも泣き出しそうです。

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既に秋の気配で、ウエーダー越しの水温も冷たく感じます。

そして川に入ると普段の倍の水量。

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遡行も大変です。

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しかも迎えてくれるイワナはこのサイズ。

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どうやら増水が悪い方に影響しているようです。

それでも落ち込みの巻き返しをしつこく狙ったAOちゃんのフライに大型の頭がスッと出ました。

どうやらAOちゃんは気がついていないらしく、「出たっ!」とうい自分の声に反応してロッドをあおりました。

ロッドは満月になりましたが、次の瞬間動かなくなり、沈んでいた木に絡んで終了。

デカかった!

残念。


次のチャンスは自分に来ました。

以前明らかに尺超えをバラしたポイント。増水で良い流れになっています。

周りに障害物があるので慎重にアップで狙うと明らかな大型が反応してきました。

ところがフライを咥えず、これが二回。

そして3度目に横から体を出してスッと出てフライが消えました。

デカいっ!

ロッドに確かな手応えが返ってきて、水面に大きな飛沫が上がりましたが、次の瞬間、フッと軽くなってしまいました。

またしてもバラシ。

おそらく以前と同じイワナ。

間違いなく尺は超えていそうです。

次の勝負は来年まで持ち越しですね。


これ以降、パッとせずに一端川から上がって昼食を挟んで移動。

ここも水量が多くて狙うポイントはかなり限定的ですが、大型期待でロッドをグラファイトに替えます。

ここで小型イワナを数尾追加。落ち込みの脇で一度そこそこサイズが反応しましたが、何度流してもその後出ません。

ところがフライをスパイダーに替えると、これが一発。

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ようやくまとものサイズが出てくれました。

水量が多く水面が荒れる場合、ドライフライもアピール度が重要だと言うことでしょうね。


この後、さらに移動。

最後はワンポイントで一発勝負。

夏以降ブッシュが伸びてしまって、場所によってはこんな状態です。

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それでもこの川では大場所で、ロールキャストで上手く入って、ようやく良いサイズが出てくれました。

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良型ではありますが、尺ネットには届かず。

それでも最後で良いイワナが出てくれました。

その後、AOちゃんもニンフで粘って中小型ながら2尾追加。

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数は出ませんが、楽しく終わることが出来ました。

そして夕食はやはりこれ。

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