ライトウエイトシリーズでもフェザーウエイトはもっとも人気が高いリールとなっております。
登場は60年代で、初期型は同時代のLRH同様アウターL型ラインガードとMK2チェックの組み合わせでした。
このモデルは製作期間も限られ現存している個体は高値となっております。
その後モダンチェックの開発で左右巻変更が可能となったことで、ラインガードもそれまでの固定式から変更可能なものに変わっていきました。俗にラージUや2スクリューと呼ばれるものです。
その後マーキスの登場によってラインガードも統一され現在に至ります。

ただ85年を境にHARDY BROTHERSの刻印はHOUSE OF HARDYと変わり、さらに一旦打ち切りになってその後リニューアルして再登場します。

写真のフェザーウエイトは1990年代から2000年前期に再登場したフェザーウエイトです。
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それまでの外観とは塗装が変わり色味もグレーがかっております。
この時代までは裏側の刻印もHOUSE OF HARDY ENGLANDと刻まれました。
このテイストは現行品でも踏襲されていますが、社名がHARDY & GREYSになってからは裏側の刻印はHARDYのみの表示となっています。

半世紀以上販売されてきた人気シリーズですが、細かな仕様変更は会社の節目節目で行われてきています。

かつてフライリールの絵を描けば、ほとんどの人がライトウエイトの絵を描いたと言われるほどフライリールの代名詞であったライトウエイトシリーズ。

時代の流れと共にラージアーバーに押され一時は撤退を余儀なくされましたが、マーキスと共に再び復活したのは世界中に根強い人気のある証でしょう。

たかがリールですが、歴史に裏打ちされた製品のもつ魅力は確実にあると思います。
現在現行品のフェザーウエイトも入手困難な状況です。

写真のリールの詳細はこちらをご覧下さい。