渓流
渇水
週末にまとまった雨が降って多少は魚も動くかと思って居たのですが、この増水も二日と持たず平水に戻ってしまったようです。
今季最終週ですので何処に行こうか迷ったのですが、天気と相談してまずは支流から。
ところが渇水が酷くてポイントもほとんどありません。
しかも途中でグラスロッドのティップを木の枝にぶつけてしまって1インチほど折れてしまいました。
しかも途中でグラスロッドのティップを木の枝にぶつけてしまって1インチほど折れてしまいました。
戻ろうと思ったのですが第一ガイドがトップガイドの役割をして、これでも振れるのでこのまま続行です。
しかし既にテンションはだだ下がり。
このまま1kmほど釣りがりましたが、全く反応がありませんでした。
この水量じゃ無理もありません。
時間も無く、移動も面倒なのでここを少し釣り上がって見ました。
少し深いところがら20CMクラスの岩魚が反応してきて、フライをとっかえひっかえようやくこの日の一尾目。
さらに1時間釣り上がって同じサイズを追加。
本日はこれで精一杯でした。
今年は7月から続いた猛暑と渇水で、シーズン終盤は苦戦したのでは無いでしょうか。
今シーズンの渓流はこれにて終了。ちょっと寂しい締めとなりました。
復活釣行
大病を患い退院した後にコロナの蔓延。
少しずつ日常を取り戻し、懸命のリハビリを経て本日の釣行となりました。
しょっちゅう会ってはいますが、やはり川を歩くのが一番。
今年は猛暑続きで9月に入っても涼しくなる気配もありません。さらに雨不足で渇水が酷く東北遠征以来2ヶ月ぶりの渓流です。
場所選定に悩みましたが、涼しく落差の少ない山岳渓流及び沢釣りに決定。
のんびりスタートで、まずはSさんのお気に入りの川へ。
ところがこの後渇水でポイントも無く、一旦退渓。
次は沢にご招待。
こちらも減水気味ではありますが、釣りにはなるでしょう。
この4年間はほとんど単独で探し、釣ってきた沢ですのでポイントは熟知しています。
小さな沢で釣りになるポイントも決して多くは無いのですが、大型が期待できます。
コース的にはショート、ミドル、ロングコースとあるのですが今回はショートコース。
とはいえ大型が期待できるポイントは3カ所はありますのでチャンスはあるはず。
そして最初のポイント。
ちょっとしたヒラキですが木が張り出ている根もとが深くなっていてそこに良型が潜んでいます。
まずは流れの筋を読んでヒラキ、さらに流心、左右脇と狙って最後に木の根元をトレース。
見ると満月にしなったバンブーロッド。
水面をのたうち回る大岩魚。
なかなか寄ってきません。
このやりとりはしばらく続きようやくネットイン。
立派な尺岩魚でした。
さらにポイントはあと二カ所。
二匹目のドジョウを狙いますが、こちらは反応無く終わりました。
ここからさらに釣り上がる選択肢もありましたが、他の川も見てみたくて一旦上がって川替えをしてみました。
ところはこちらは工事の影響か濁りが入ってしまって釣りになりません。
しかも減水が激しく、この状態が続けば今シーズンはもう釣りにならないでしょう。
上流域は濁りも無く釣りにはなりそうでしたが、樹木が伸び放題で荒れてしまっています。時間も無く遡行も大変そうなので諦めました。
今年は本当に雨不足で、何処もかなり厳し状況のようです。
本日は貧果でしたが、一本の尺岩魚に救われました。
何より久々のSさんとの釣行で楽しい一日となりました。
いい汗をかいた後は蕎麦が美味い。
熊
今年は熊のニュースを良く耳にします。
普段釣りに行っているようなところでも目撃例が相次いでいます。
全国的にも生息数が増えているのでしょう。
先日の東北遠征でも2度目撃しました。
初日に釣りを終えて車でホテルに向かう途中の峠で小熊が林道を横切っていきました。
木の陰からこちらを見ている姿は分かるのですが、写真だと変わりずらいです。
翌日は北岩手の某河川で上下分かれて入渓しようと、一人で林道を歩いていると開けた場所に出て、ここから川に下りようと見回したところ木の陰で黒いモノが動いています。
しばし止まって監察すると、餌を探しているのか熊がうろうろしています。
昨日の小熊と違って大きいです。
奥の黒い点みたいの熊です。
入漁券を買ったときにご主人が「熊は居るけど一頭ならこわくね。」と言っていたけど、やっぱり実際に合うとその大きさに驚きます。熊は怖いです。
40年以上様々な渓流に行きましたが、実際に熊を目撃したのはここ数年のことです。
それまでは一度も出会ったこともなければ見掛ける事もありませんでした。
何処に行くにしろ細心の注意を払わないとイケませんね。
三社巡り
最終日は釣りはお休み。
帰るだけですが、せっかくですので近くの神社を巡ってみました。
盛岡市内にある歴史有る立派な神社です。
ここでおみくじを引いたら大吉が出ました。
神社から市街を望む。
神社から市街を望む。
こちらは南部藩の総鎮守とのことです。
隣には盛岡城築城時に掘り起こされた巨岩があり、守り石となっています。
ここは鬼の手形があると言われる巨石があって、それが岩手の語源になっているとのことです。
小さな神社ですが、物語は壮大です。
街中に有りながら景色は一変。南部藩が統治した盛岡。歴史有る素晴らしい街です。
引退したら、もう追う少し長い期間滞在して見たいと思いました。
僅かではありましたが厳かな時間を過ごし、帰路につきました。
今回も思い出に残る良い旅でした。
僅かではありましたが厳かな時間を過ごし、帰路につきました。
今回も思い出に残る良い旅でした。