両軸アメリカンフライリールの最高峰はEDWARD・VOMHOFEであることに異論は無いでしょう。
その後多くのリールメーカーがこれを参考に製作してきたことでも明らかです。

そんなVONHOFEリールのルーツがJULIUS。
どちらかというと普及型のリール生産をしてきたJULIUSですが、その種類は多く多種多彩です。

写真のリールはそんなJULIUSの高級路線のリールです。

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メタルバンド、ストレートハンドル、スパイダーワッシャー等、当時の特徴がよく出たリールです。
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そして特質すべきはほとんど未使用に近い状態で残っていたこと。
100年前のリールとは思えないほどの状態の良さです。

アメリカンフライフィッシングの一ページを築いた歴史有るブランドの銘品です。

詳しくはこちらをご覧下さい。

先日UV接着剤を購入し、タイイングでも試しに使ってみました。
20年ほど前にはソルト用のフライを巻いていたときはかなり使っていたのですが、それ以外では出番はありませんでした。

まずはクイルボディをコーティング。

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透明度も高く、以前使っていたものよりも遙かに乾きが早い。
ボディは重くなるでしょうが、この手のフライではボディは沈んでもらいたいので好都合。
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こうなるといろいろなフライも試してみたくなるというものです。

英国製のウッドリール。
19世紀にDAVID SLATERによって作られたこれらのリールは、センターピンリールとして英国では一般的なベイトの流し釣りやトローリングに使われたようです。
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その後も各社で同じようなリールを販売していることから需要はあったのでしょう。
これらのリールはノッテンガムリールと総称されています。

さて写真のウッドリールは刻印が有りませんが、形状からDAVID SLATERのリールに似ていますが内部にALLCOCKと書かれた紙が貼られています。近年の販売業者が貼ったものだと思います。

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同じようなリールを各社で作っていた時代で、さらOEM供給も盛んに行われていますので資料不足ではっきりは分かりません。
ただどちらかで製作されたことは間違いなさそうです。

クリックタイプのリールですのでフライリールとしても使用できますが、ピラーやラインガイドが無いのでラインが手前に垂れてしまいます。
この辺を気にしなければフライリールとして使っても面白いでしょう。
本物の英国アンティークリールは装飾としても良い味わいがあります。

詳しくはこちらをご覧下さい。

HARDYのパーフェクトのスピンドルは基本ブラス製でしたが、一部アルミで製作されたものがあります。
軽量化が目的だったと思われますが、マニアの間ではこれらはライトウエイト・パーフェクトと呼ばれますが、見た目はほとんど変わらないため気にとめない方がほとんどでしょう。

写真は40年代のライトウエイト・パーフェクト。

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サイズは3-7/8で替えスプールが付きます。

黒鉛、ストレートロゴ、メタルラインガード、MK2チェック。

実用にはもってこいのリールです。

詳しくはこちらをご覧下さい。

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釣り以外で帽子をかぶることは滅多に無いのだけど、たまには被ってみようと今年になって二つ購入。

釣り用はアバクロとパタゴニア、シムスばかりですが、普段使いはシンプルな方が合わせやすいです。
次回は無地でさらにシンプルなキャップを探してみます。

年とともにいろいろなものが似合わなくなってきましたが、若いときは似合わなかったものも今なら似合うものもあるかもしれません。

年はとっても洒落心は忘れずに過ごしてきたいものです。

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